食品・化学品・医薬品・機械など業界別の最適パレットサイズ - 物流現場の実例を交えて解説
業界ごとに最適な輸送パレットサイズや材質は異なります。食品業界では衛生面を重視しプラスチックパレット(1100×1100mmや1200×1000mm)が多用され、化学品や医薬品では薬剤の漏洩防止や管理ラベル貼付のために耐薬品性や表面加工に優れたタイプが選ばれます。機械部品や重量物では木製や金属製パレット(1200×1000mm、1200×1200mmなど)が主流です。
下記は業界別おすすめパレットサイズの一例です。
| 業界 |
主なパレットサイズ |
主な素材 |
特徴 |
| 食品 |
1100×1100mm |
プラスチック |
衛生的で洗浄が容易 |
| 化学品 |
1200×1000mm |
プラスチック |
耐薬品性・管理ラベル対応 |
| 医薬品 |
1200×800mm |
プラスチック |
国際規格適合・追跡性重視 |
| 機械 |
1200×1200mm |
木製/金属 |
高強度・重量物対応 |
このように、用途や現場環境に応じて最適な寸法と素材を選ぶことで、積載効率や衛生・安全性が向上します。
パレットサイズ選定時に重要なポイント - 積載効率・耐荷重・搬送機器との相性を押さえる
パレットサイズを選ぶ際は、次のポイントを重視しましょう。
- 積載する荷物の大きさや重量に合った寸法・耐荷重
- 倉庫やトラックのスペース、棚のサイズや出荷形態
- 搬送機器(フォークリフトやパレットジャッキ)との互換性
- 使用回数や衛生管理の必要性(洗浄の可否)
例えば、標準的な1100×1100mmパレットは多くの倉庫や物流現場に適合しやすいですが、特殊な製品や大型機械などには1200×1200mmや1400×1100mmなどが選ばれることもあります。
パレットの耐荷重計算と積載限界 - 荷物の種類や量に応じた選び方
パレットの耐荷重は、素材や構造によって大きく異なります。木製パレットは一般的に1t前後、プラスチックパレットは800kg~1.5t、金属パレットは2t以上の積載が可能です。
耐荷重を超えて積載するとパレットが破損し作業事故につながるため、次の計算式を参考に選定します。
- 荷物1個あたりの重量×積載個数=総積載重量
- パレットの公称耐荷重>総積載重量+安全マージン
「1100×1100mm木製パレット:耐荷重1,000kg」「1200×1000mmプラスチックパレット:耐荷重1,200kg」など、明記された数値を必ず確認してください。
パレットの高さ・厚みの規格と実務的な注意点 - 積み重ねや保管時のポイントを具体的に
パレットの高さや厚みも重要な選定基準です。標準的なパレットの高さは120~150mm程度ですが、保管棚やトラックの荷室高さ、積み重ね時の総高さを考慮する必要があります。
主な注意点は以下の通りです。
- パレットの厚みが大きいと、積載可能な段数が減り倉庫効率が低下
- 薄型パレットは軽量で省スペースだが、強度や耐荷重に注意
- 積み重ね時は荷物の変形や崩れを防ぐため、均等に積載しバンドやストレッチフィルムで固定
- パレット下部の形状(片面・両面・四方差し等)は搬送や積み重ね方法に直結
現場でのトラブルやコスト増を防ぐためにも、パレットの高さや厚みにも細心の注意を払いましょう。